4月は入園・入学・進学の季節ですね。この季節は障害児にとってとても辛く不安な季節です。

発達障害の子、自閉症スペクトラムの子の多くは環境の変化に柔軟に対応することだ出来ません。

なので変化に戸惑い、順応できず、不安が強くなり、パニック、登校拒否を起こします。

お子さんを不安にさせないために進級では、担任を変えない、クラスを変えない、教室を変えないということが有効ですが現実的には難しいでしょう。しかし、その中でも本人が安心できる環境を作ることが可能です。

例えば、今まで仲の良かった友達と同じクラスにしてもらうなどです。その他にも注意散漫になってしまうようであれば、真ん中の席を固定してもらう。逆に緊張の強い場合は、窓側の席など多少の工夫で、有意義な生活を送ることができると思います。

これらを行うにはまず、子供の特性を学校にしっかりと伝えることが重要です。クラス編成は担任の先生の考えで決まるわけではないので、組織的に本人の特性を理解してもらい、配慮してもらうことが重要です。学年主任や、教頭、あるいは校長との話し合いも時には必要です。その土台があって初めて本人が安心して通うことができると思います。

進学の場合はそう言ってはいられません。通う場所が変わるということは大きな変化です。そして生きていくたまには必ず通らなければならない環境の変化です。

そのような場合は、入学する前に一度、学校へ訪問してみるのも良いでしょう。「次に行くのはこんなところだよー。」「入学式で名前を呼ばれたら大きく返事するんだよー。」と事前に知っておくだけで子供にとっては不安でなくなるケースがあります。学校の中へ入らずとも、本人の不安を抑えることが可能です。

それでも、登校を拒否する場合は無理せず、大人数でいるとパニックになってしまうのだとお子さんに理解を向けてください。

発達障害・自閉症スペクトラムの子供達も日々着実に成長しています。ただほんの少しだけ同世代のお子さんよりもゆっくりと経験を重ねているのです。お父さん、お母さんにはそれが歯がゆく感じることも多いかと思います。しかし、大切なのは社会に出たからです。社会に出るまでに、一通りのことができれば問題ありません。挨拶や、時間の理解、一人でも行動できること。社会へ出る前にゆっくりと経験を積んでいきましょう。

お父さん、お母さんが焦っているのを子供は敏感に察知しています。それが積もりに積もって家庭でのトラブルに発展するケースがあります。心配や不安はなくならないものです。お父さん、お母さんが不安が少なくなることが最終的には子供の支援に繋がります。

長々となりましたが、不安や今後の事で相談したいことがありましたらいつでもご相談に乗りますので気軽にご連絡ください。

髙橋